インフルエンザのb型は、a型と比べると認知度が低いせいか、情報自体も少ないです。
ですが、かかる人は意外に多いです。
a型だと思っていたら、自分がb型だった…という人もいます。
この記事では、主にインフルエンザb型の治療薬にクロースアップしてお話したいと思います。
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目次
インフルエンザは種類によって治療が違うの?
インフルエンザというと、多くの人はa型にかかります。なので、b型にかかること自体が初めてで、どんな治療を受けるのか分からない…という方も多いことでしょう。
それもそうなのです。a型のほうが広まりやすく、より凶暴で、一筋縄ではいきにくいのですから。
しかし、現在使われている治療薬を見てみると、基本的にはインフルエンザの種類によって、治療薬を分けているわけではないようです(とはいっても、例外もありますが)。
どの治療薬でも等しく、どちらの型でも効くようになっているようです。
お医者さんは当然のことだと思って、きちんとこの点を説明しない方が多いのですが、これでひとつ謎が解けましたね!
インフルエンザb型の治療薬の種類は? 気になる副作用は?
b型の治療に使われるのは主に、タミフルとリレンザです。a型にかかったときに処方された方も多いと思いますが、それと一緒です。( そもそも、単に「インフルエンザです」と言って済ませて、型まで説明しないお医者さんが多いのも事実ですが…)
インフルエンザb型は、a型と治療法がどことなく違うイメージがありますが、a型とはかぶる部分が多いと言えそうです。
この記事では、タミフルとリレンザについてもう少し掘り下げてみますね。
《タミフル》
発症してから1日以内に使わないと、効いてくれないというタイムリミットがあるところ…が欠点のお薬です。ですが、きちんと効果は認められており、メジャーに使われています。
カプセル剤のものが一般的です。
また、タミフルを服用することで幻覚が見える…といった副作用も報告されていますが、ただでさえインフルエンザのときには、意識がもうろうとするものです。
そこまで深く気にすることはありませんし、副作用を気にして飲まないほうが、命に関わってしまいます。
《 リレンザ 》
リレンザはいわゆる、私たちが想像する「お薬」とは感じが違います。
というのも、リレンザはパウダーを吸入するお薬で、その吸入器がそのまま処方せんとして渡されます。
タミフルよりも認知度が低い印象を受けますが、比較的よく使われます。
副作用については、タミフルよりも出にくいと言われますが、全く出ないわけではありません。ショック症状が出ることがあるといわれます。
ですが、何の薬も使わずに放置しておくことのほうが危険ですから、それを考えれば副作用を恐れている暇はありません。タミフルの場合と同様です。
《 副作用の恐怖とどう向き合えばいいの? お薬を使うときの注意は? 》
薬を服用して副作用が出るかどうか、飲む前に予測することは不可能です。実際に飲んでみないと副作用が出るかどうか、そもそも分かりません。
お医者さんでさえも、あなたが薬を飲んだときに副作用が出るかどうか、その結果を確実に予測することはできないのです。
ですが、薬を飲まないほうがもっと危険で、命に関わることを思えば、多少の副作用を気にしていてはいけない…という見方もあるものです。
病気から救えるのに、副作用を恐れて敢えて処方しない…というのは、お医者さんの倫理に違反します。
患者さんである私たちは、かたくなにお薬を拒むのではなくて、適度な距離を保ちながら、お医者さんの厳重な処方のもとにお薬を使うことが必要です。
もし副作用が出たとしても慌てずに、お医者さんのもとにいつでも駆け込む心構えをしておくこと、そして看病する方は患者さんから目を離さないこと、これが大切です。
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独居の方の場合にはどうすればいい?
以前メディアでは、「無縁社会」という言葉が流行り、テレビでもよく特集が組まれていました。
言葉自体は最近は聞かなくなりましたが、「いざというときに助けてくれる誰かが、側にいない方」が減ったわけではありません。
インフルエンザだけでなく、独居の方の場合には、基本的には誰にも援助を頼めません。ですから、自分で自分の看病することになります。
特にショック症状が出た場合には、側で助けてくれる人がいるほうが心強いですし、それが一番安全です。
とはいっても、現実的にはなかなかうまくいかないもの…。
もしショック症状や副作用が出てしまったとしても、慌てないことです。ゆっくりと気持ちが落ち着くのを待ちましょう。
大概、副作用は一時的なものが多いです。冷静でなくなってしまうと、さらに体の制御が効かなくなってしまいます。
ショック症状や副作用が出たときにも、「これまで通り、一人で切り抜けられる!」と自分に言い聞かせるようにしましょう。
思い出してみてください。今までだって、あなたはこうして何とか緊急事態を切り抜けたきたはずです。
危機的な状況に瞬時に対応していく能力には、人一倍長けているはずです。
まとめ
インフルエンザb型の治療も、基本的にはa型とは変わりません。
お薬を使用しながら、少し長期戦にはなりますが、着実に治していきましょうね。
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