インフルエンザ脳症の危険性については、なかなか聞いたことがない…そういう声も多く聞きます。
ほとんど知られていないにも関わらず、実際にかかる人は意外と多いのに、そんな情報もあまりありません。
インフルエンザ脳症は、主に小さい子がかかるので、大人のケース自体があまりないそうです。
ですが、かかったら一大事です!
この記事では、大人のインフルエンザ脳症について詳しく説明します。
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目次
インフルエンザ脳症は大人でもかかる!?その原因は?
インフルエンザ脳症の原因は、まだまだ分かっていないことが多いです。ウイルスが直接脳にダメージを与えるわけではないので、更に原因を特定するのは難しいです。
インフルエンザにかかると、ただでさえ免疫が落ちます。なので、免疫が混乱してしまう…という仮説があります。
それからインフルエンザ脳症は、解熱剤が引き金になってかかってしまう…とも言われます。特にアスピリン系の解熱剤は危険だとされます。
かかるメカニズムがどうなっているのか、きちんと説明することは難しいところです。ですが、解熱剤が何か悪い影響を与えている…という見方で間違いないでしょう。
アスピリン系の解熱剤が危険な理由とは?
インフルエンザ脳症の大人のケースが少ない以上、アスピリンを飲んでも危険ではない…という声もあります。
ですが、少ないながらも脳症にかかる人もいるのです。服用することは、正しい決断ではありません。
まず、免疫は高温でよく働きます。ですが解熱剤を使うと、強制的に熱を下げてしまうので、免疫力は下がります。
熱は下げたのに、体にインフルエンザウイルスがいる…という状態になってしまうのですね。
これは大変危険です。
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インフルエンザ脳症を発症しないための予防法
インフルエンザ脳症に自分がかかるかどうか、それを元気な時に見分けるのは困難です。
何か精密検査を受けることで、自分がインフルエンザ脳症にかかりやすいかどうかを、知ることができるのが何よりですが、それは今は難しいです。
一説では、遺伝子的にかかりやすい人もいる…と言われます。ですから近い将来、遺伝子検査がもっと身近になった時には、受けておいたほうが良いかもしれません。
将来は、自分がかかりやすい病気を知ることで、病気を予防できる時代になると思います。当然医学も発達するので、今よりも治しやすくなっているはずです。
インフルエンザ脳症を発症しないようにするための予防法は、今の段階ではきちんと確立されているとはいえません。
今は保険負担ではないですが、遺伝子検査を含め、健康のために受けるべき検査は今後増えていくことでしょう。
検査の情報について、敏感でいることが将来に向けた予防法となります。
インフルエンザの予防自体が、インフルエンザ脳症の予防にはなります。ですが、脳症はインフルエンザだけで起こるわけではないですし、脳症についても、まだまだ分からないことが多くあります。
インフルエンザについては分かっていることは多くても、脳症のほうはそれに反して、よく分からないことが多いです。
インフルエンザ脳症を発症しないようにするために、今できることは?
秋から冬にかけて、風邪を引いた時には、市販の薬を飲まないのが一番です。
面倒でもお医者さんから風邪薬を頂くほうが安全だと言えるでしょう。
今のその風邪は、ひょっとするとインフルエンザの可能性もあるかもしれないのです。
解熱剤はもちろん、特に内服薬の場合には、処方せん以外の薬はなるべく飲まないと強く決意しましょう。
インフルエンザ脳症にかからないようにするための心がけは、普段から実践したいもの。
いざインフルエンザにかかったときに、無意識的に市販薬を手に取って飲んでしまう事態を避けるためにも、お医者さんを受診する習慣を持ちましょう。
それから、薬局の薬剤師さんは、実際に会計や接客もするので、こと細かくお話をすることができないのが実情です。ですが、お医者さんの診察とはいかないまでも、薬についての悩みは聴いていただきたいところです。
風邪について、薬について、一度は薬剤師さんから細かくお話を伺っておくこともベストです。
処方せんを頂く薬局の薬剤師さんと仲良くなり、薬や健康に関する世間話(世間話といっても専門的ですが)を分かりやすくして頂くのもいいです。
お医者さんや薬剤師さんによって、脳症がどうして起きるのか、意見が違うこともあります。薬害や薬の知られざる副作用だと考える方もいらっしゃいます。
それを思えば、身近なお医者さんや薬剤師さんに積極的にインタビューを重ねながら、市販薬を使ってはいけない場合について、教えて頂くのも良いでしょう。
市販薬の誤った使い方をしないために知識を身に付けることが、インフルエンザ脳症や他の脳症も防ぐのに役立つはずです。
まとめ
感染症は、治し方が確立されてはいますが、全てが明らかになっているわけではありません。
インフルエンザ脳症もそのひとつです。
病気だけでなく、薬の知識も合わせて知ることが大切です。
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