インフルエンザの予防接種を受けるのに思い悩む人が最近は多いと聞きます。
ネット上ではワクチンの副作用についても話題になっていますし、そもそもワクチン自体の効果にも疑問を投げかける声もあるようです。
それを思えば、ワクチンを受けない人が多くなるのもうなずけます。
一方で、ワクチンで命拾いをしたという声も聞きます。
この記事で、ワクチンの効果についてもう一度考え直してみようと思います。
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目次
インフルエンザ予防接種の副作用(副反応)の症状は?
まず押さえておかなければならないことは、副作用が出たのに、それを副作用だと気づかないことです!
副作用(副反応とも言います)が出るとパニックに陥ります。ですが、予防接種のせいだとはなかなか思わず、別の何かに原因を探してしまうものです。
例えば予防接種のあとに、手足が動きにくくなる症状が出たならば(ギラン・バレー症候群と言います)、それは副作用です。このギラン・バレー症候群は、予防接種の副作用としては典型的なものです。
とは言っても、どうしても、日頃の疲れが出たのだと勘違いしてしまいがちです。「慣れない病院の環境に圧倒されてしまって、緊張した。そのせいで、体の力が抜けている」…そう思う人もいます。
もちろん素人判断は禁物ですから、ドクターに正確な診断を下してもらう必要があります。
ですが、手足の力が抜けてしまう場合は、かなりギラン・バレー症候群の疑いが高いかもしれません(ほかに何か疾患がある場合には別のこともありますが)。
他にも様々な副作用が報告されていますが、一番身近で、且つかかる人も多いのは、このギラン・バレー症候群ではないでしょうか?
なお、子どもたちの場合、熱や腫れの症状が出ることもあります。
どの副作用が出るかは、実際に副作用が出るまで分かりません。また、全く副作用が出ないという人もいます。
副作用が出やすい人についてまとめた情報もあるのですが、実のところ、いつどこで誰に副作用が出るのかは分かりません。
自分にも出る可能性があると、常に注意深い気持ちを保ってくださいね。
そして、予防接種後に何か体調の変化を感じた時には、どんなにささいなことでも、お医者さんに相談する心づもりでいましょう。
面倒くさがってしまっては、かえって症状を重くしてしまいます。
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インフルエンザ予防接種のメリットとデメリットは?
予防接種のメリットとデメリットについては、昔からお医者さんの議論の中心的なトピックでした。
不思議なことに、今始まった論争ではないのに、未だに決着はついていません。ずっと議論は平行線のままです。
多くのお医者さんがワクチンを推奨することは事実ですが、絶対に感染を防げることを保証していないのもまた事実です。
ここでは、ワクチンのメリットとデメリットについて、簡単にまとめます。
《予防接種を受けるメリット》
予防接種を受けることで、実際に感染したときの症状が、重症化しにくくなる。なるべく軽症で済ませるためにも、ワクチンは打っておくべき…という考え方です。
《予防接種を受けるデメリット》
必ずしも感染を防げるわけではなく、ウイルスの進化に、ワクチンが追いついているとは限らない…という考え方です。打ってもかかる人がいることを思えば、わざわざ打つ必要はないという考えもあります。
このメリットとデメリットについては、今後の研究成果を待つほかありません。一概にどちらがいい…とは言えないからです。
ワクチンを打っても打たなくても、自分が運悪く、ウイルスをもらう可能性はあるのです。
インフルエンザの予防接種を受けたほうがいいの? それとも受けないほうがいいの?
もしもあなたが、人の多い場所にいつも出かける方ならば、打っておくことは良い「保険」になります。
また、病院が遠く離れた過疎地・田舎にお住いの方も、予防接種は良い「保険」です。
いざ病気にかかった時に、病院に行くことが難しい方…、たとえば田舎暮らしの方、ハードスケジュールを毎日こなしている方の場合は、打っておいたほうがいいかもしれません。
受けたほうがいいかどうかは、医療に対するその人の価値観によります。
あなたにとって最も参考になるのは、かかりつけ医のお医者さんの見解です。
あなたが住む地域のことをよく知っているお医者さんならば、例えば「この街では、ワクチンを打たない人が多いけれど、インフルエンザの患者さんは毎年少ない…」のようにおっしゃるかもしれません。
かかりつけ医のお医者の見解を伺ってから、打つか打たないかを選ぶのがいいでしょう。
まとめ
インフルエンザの予防接種の効果については、まだ白黒つけがたいです。お医者さん自身でさえも、患者さんへの説明をどうすればいいのか、迷っているとも聞きます。
ひどい症状が出た場合にはお医者さんを訪ねることはもちろんですが、ワクチンの効果について、お医者さん自身がどう考えているのかを、きちんと問いただして伺っておきましょう。
きっと来年からの参考になるはずです。
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