感染性胃腸炎は、原因となるウイルスには様々なものがあります。
よって、ウイルスに応じた治療法が必要になります。
ですがうつる理由はシンプルなもので、食べ物と人によってうつります。
特に最近では、動物からうつる感染性胃腸炎も注目されるようになってきました。
この記事では、そんな感染性胃腸炎の原因を中心にお話していきます。
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目次
感染性胃腸炎とは?感染経路は?
感染性胃腸炎は、ウイルス感染によって起こる胃腸炎のことです。大まかに見ると感染症の一種として扱われます。嘔吐、下痢、発熱の症状が、ウイルスを問わず共通して出ます。
衛生管理が徹底されているイメージがある現代ですが、驚くことに、感染症は現代でもかかる人が多いです。感染性胃腸炎も例外ではありません。
特に現代はペットブームのせいもあってか、ペットによって感染性胃腸炎にかかる場合も多いです。
大抵、感染性胃腸炎は、加熱が不十分でない食べ物や、人から人への飛沫感染、それから空気感染でうつります。特に人から人への感染は怖いもので、胃腸炎であったとしても、あっという間に広がります。インフルエンザなどと感染力の速さはほとんど変わらないと言ってよいでしょう。
ですが、ペットからうつる場合も見逃せません。ペットが感染源になるということについては、意外と知られていない盲点です。
ペットからうつる感染性胃腸炎って?
近年はペットブームのせいもあり、メジャーな犬や猫、小鳥だけでなく、爬虫類や両生類を飼育する人も多くなりました。「エキゾチック・アニマル」というカテゴリーが生まれているくらいです。
犬や猫などと比べると、爬虫類や両生類は馴染みが薄く、獣医さんでさえもその扱いに困るほどです。
またどんなウイルスを持っているのか、爬虫類や両生類の場合には、犬や猫よりも不明確な点が多いです。私たちも犬や猫よりも知らないことが多いです。
そんなエキゾチック・アニマルから感染症をもらってしまう場合もあります。
例えば爬虫類には、サルモネラ菌を体内に保有している種類が多いそうです。お世話のあとは、きちんと手洗い・うがいをしなければ、感染のリスクが高くなってしまいます。
もちろん、両生類が好きで飼っている人も念のため注意しましょう。
ちなみに、サルモネラ菌は、犬や猫、小鳥も感染源になります。ペットがどの動物であるかに関わらず、手洗い・うがいを欠かさないようにしましょう。
感染性胃腸炎の潜伏期間は?
主に、4〜5日の潜伏期間ののちに症状が現れます。感染源が何であるかに関わらず、潜伏期間は変わらないものと考えて差し支えないでしょう。
毎日の生活で、ウイルスが自分に潜伏してしまったとしても、自分に潜伏しているかどうかは、症状が出るまでわかりません。とても残念なことですが、手洗い・うがいなどを徹底して予防するほかありません。
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感染性胃腸炎がうつりやすい期間は?
じめじめとした梅雨の時期には、胃腸炎への心構えが必要になります。ですが、梅雨だけでなく、冬場も危険です。
例えば、ノロウイルスやロタウイルスが冬場にかかりやすいウイルスです。ウイルスによっても、かかりやすい期間が違います。
なので、「感染性胃腸炎になりやすいのは、この季節!」と断定はできません。
年中を通して感染防止をしていくことが、最も良い対策です。
どんな治療がなされるの?
感染源、感染経路、感染した季節に関わらず、なされる治療は変わりません。ウイルスを撃退する抗菌薬が処方されます。整腸剤も処方されることがあります。
点滴の際には、栄養補給用の医薬品が用いられたりもします。日帰りで済むこともあれば、入院を要する場合もあります。自宅療養をしながら通院を続ける場合もあります。
療養中に良い食事はあるの?
ウイルスによって体が攻撃されると、意識ももうろうとしてきます。神経系(体の制御塔)によく効く食材をとることも、療養中には欠かせません。
ハチミツは、神経系にとても良い食材です。液状のため、のどごしもいいです。スプーンでそのまま口に含んでも、パンなどに塗って食べてもいいですね。隠し味にも使えますし、料理の応用範囲が広いです。
ちなみに、全粒パンや未精製の穀物が入ったパンは、免疫にもいいですよ。穀物関連として、麦飯や雑穀ご飯も、療養中におすすめです。おかゆにして食べてもいいですね。
それから赤ちゃんについては、ハチミツは1歳を過ぎてから食べさせてください(免疫力の問題があります)。
まとめ
感染性胃腸炎の潜伏期間は4〜5日で、年中感染しないように気をつけることが何よりの対策です。
主な治療は抗菌薬や点滴が中心になります。療養中の食事は、神経系にも良いものをとることをおすすめします。
ウイルスによってかかりやすい期間はまちまちなので、特定の期間だけ注意すればよいということにはなりません( 年中かかりやすいウイルスもいます )。
手洗い・うがいは、いつでも欠かさないようにしましょう。
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