もしも過食症が少しずつ回復してきたならば、体の負担を軽くするメニューについて、考える余裕も出てくるかもしれませんね。
過食嘔吐は体に強い負担をかけるので、食事の内容を体にやさしいものにすることが、回復への第一歩です。
嘔吐が一番ひどい時期には、体にやさしいメニューに気を配ることは難しいでしょう。ですが、少しずつ回復するにつれて、体にやさしい食べ物について気を配る余裕もきっと出てきます。
お医者さんもきっとそれをすすめてくれるはずです。
お医者さんからの栄養指導に加えて、この記事の内容も是非参考にしてみてくださいね。
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過食嘔吐で体の負担を軽減できる食材は?
人によってアレルギーや食べ物の好き嫌いがある以上、体の負担を最も軽減できる食材を挙げることは難しいです。しかも体にやさしい食材というのは、お世辞にもおいしいとは言えないものも多いです。
「良薬が口に苦い」という格言は、残念ながら本当のようです。
例えば、食道や胃などの消化器官をいたわる食べ物としてぴったりなのは…、玄米、アワ、キビなどの穀物です。穀物は大腸ガンのリスクを減らすのにもいいので、過食症で下剤中毒になっている人にもぴったりです。
また、雑穀類は腹持ちもいいので、食べ過ぎを防ぐのにもぴったりです。とは言っても、好き嫌いが分かれるところなので…なかなか実践したくないと思う人も多いかもしれませんね。
過食嘔吐で体の負担を軽減できる食事メニューは?
もしも、こういった雑穀類が苦手でも和食中心の食生活にすることで、体の負担を軽減することはできるはずです。菜食を基本とした精進料理を参考にしてみるのがいいですよ。
もちろん、食事療法を実践する前にはきちんと、お医者さんのもとでアレルギーの検査を受けておきましょう。
あらかじめ、食べないほうがよいものをきちんと分かっているほうが、スムーズに食事療法を実践できるのですから。
食事療法中にアレルギーが分かってしまうことほど、つらいことはありません!体の負担とストレスを増やしてしまい、食事療法自体が失敗に終わってしまうおそれだってあるのです!
ちなみにお米や野菜は、比較的アレルギーが出にくいとされる食品の代表格です。お医者さんからの指導があまり受けられない人が、セルフケアで食事療法を実践するのにもぴったりの食品です。
お米と野菜を中心としたメニューを組み立ててくださいね。
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過食嘔吐の負担を和らげる食事法は?
過食嘔吐の負担を和らげるのには、一回分の食事量を減らす…というのが最も合理的です。
とは言っても多くの場合、食事量だけを減らしても、嘔吐や下剤中毒をやめられるわけではありません。食事量の調節は、嘔吐や下剤中毒から抜け出せてきたらにしましょう。
一回分の食事量を減らして、1日に5〜6回の食事をします。
一気に大量に食べてしまうと体に負担をかけてしまうので、食事量を減らすのですね。
1日の中で、2時間から3時間置きに食事をすることで、空腹から大食いしてしまうことを防ぐことができます。
サプリメントは効果的?
現代では、きちんと食事をしているのに栄養不足になる…ということは珍しくありません。食品自体の栄養価も、気候変動などによって下がっていると言われますから。
そんな中でお医者さんの中には、サプリメントを使ってもいいと言ってくださる方もいらっしゃいます。
もちろんサプリメントにも副作用がありますから、お医者さんから服用する時の注意点については指導を頂かなければいけません。
また、既往症やアレルギーなどで控えるべきサプリメントは何なのか?現在飲んでいる薬と飲み合わせできないサプリメントは何なのか?などについては厳重に注意を守らなければいけません。
例えば、以前話題になったオメガ脂肪酸。そのサプリメントは、メンタルヘルスに効果的だと言われます。マグネシウムや亜鉛も効果的です。
過食嘔吐には、精神的なストレスが多大に影響しています。メンタルヘルスのためにも、役に立つサプリメントについて、お医者さんに教えていただくのもいいでしょう。
「病院は医薬品を提供する場所なのだから、サプリメントについて尋ねるのは場違いなのでは?」、と思われる方もいるでしょう。しかしながら、医薬品よりも副作用が少なくて、しかもあなたの健康に役立つならば、お医者さんは喜んで、サプリメントについても教えてくれるはずです。
お医者さんや薬剤師さん自身、副作用の危険もある薬を出すよりも、副作用の危険が少ないサプリメントで治してくれるほうが、安心できるはずです。
特に、メンタルクリニックで処方されるお薬は、副作用や中毒性が強いのです。
サプリメント療法についても、食事療法とあわせて実践していくのも良いのではないでしょうか?選択肢のひとつに入れてみてくださいね。
まとめ
過食嘔吐を治す食事療法は、即効性はありません。ですが、長く続けていくことで、効果が分かってくるはずです。
気長な気持ちでやってみてくださいね。
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