チューブ吐きの危険性については、摂食障害の人の間でもなかなか知られていません。

チューブを使うので、胃酸が歯に当たることがないので、虫歯にもなりにくいです。よって、安全だという「神話」があります。

特に嘔吐や下剤中毒の問題については、お医者さんでさえも頭を悩ます問題です。完全に嘔吐や下剤中毒の習慣を患者さんにやめさせることは、容易ではありません。

この記事では、じつは本当に危険な「チューブ吐き(嘔吐)」について、詳しくお話します。

 

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過食嘔吐で体の負担を軽減できる!?チューブ吐とは?

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チューブ吐きは、ただでさえ危険な吐き方です。素人がやるにはあまりにも危険な、胃カメラ並みの行為を、過食嘔吐で行うものです。

医療器具の長いチューブ( 現代では、医療器具の中には一般の人でも容易に手に入るものも多いです )を、自分で胃に入れます。それから、お辞儀をするように体を傾けることで、強制的に吐き気を催させます。

まさにこれは、「素人の自己治療」で、大変危険なことは言うまでもありません。チューブの衛生状態が悪ければ、感染症の危険が高まります。また、チューブを入れる際に食道を傷付けたりしてしまうおそれがあります。

医療行為としてのチューブ使用は、病気によってなされることはありますが、それはお医者さんだから安全にできること。

看護師さんたちとの連携によってなせるわざです。それにそもそも「セルフケア」にはあまりにも危険な行為です。

チューブ吐きが体の負担を減らすことは決してありません。これは迷信です。

 

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チューブ吐きの罠とは?

チューブ吐きは、決して体にやさしいものではなく、生物として食べたものを消化するという、自然な体のプロセスに反するやり方です。

もちろん過食症の人が行う嘔吐というのは、どんなものであっても、自然な体のプロセスと逆行するものなので、危険なことに変わりはないのですが…

実際に器具を使って吐いてしまうやり方は、相当危険なものです。よくなされる胃カメラの検査でさえも、お医者さんは細心の注意を払うのです。それでも医療事故が起こる可能性があるのです。

内視鏡の検査に伴うリスクを思えば…、チューブ嘔吐は正真正銘の「自殺行為」です。
( ※決して内視鏡検査が危険だといっているわけではありません。病気によっては必要なこともありますし、お医者さんの高い熟練度に裏付けられているので、安心できる面が強いです。しかしながら、どれだけ熟練したお医者さんでも、細心の注意を払います。 )

体に負担がかからない…というのは大きな罠です!

摂食障害は女性だけがかかるものではない!

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今日本で売られている摂食障害関連の本は、翻訳されたものも含めて、どれも若い女性を対象にした内容で話が進められています。( 翻訳されたものはないのですが、英語版では男性向けの摂食障害の本も出版されています。)

ですが、摂食障害にかかるのは女性だけでなく、男性でも発症しやすいものです。

統計上は女性が多いもの…とされているようですが、恥ずかしくて隠している人も、男女問わずいるでしょう。摂食障害の実態は、ひょっとすると男性の患者さんのほうが多いか、女性と同じくらいもしれません。

もちろん男性の場合であっても、この記事で取り上げたチューブ嘔吐をする可能性はあります。

特に男性の場合には、摂食障害にかかっていること自体が、女性よりも気付かれにくいものです。

また、摂食障害というよりも、ステロイドやプロテインパウダー(たんぱく質過剰摂取)などによる中毒を起こしやすいのが、男性の場合の特徴です( 「摂食障害」系の病気として考えても良いかもしれませんね )。

また、強迫的に過剰な運動やトレーニングをすることに長い時間を費やしたり、容姿を良くするための情報を集めることにふけったりするのも…、じつは摂食障害の前兆となる危険な行為です。

過食嘔吐やチューブ吐きと関係はなさそうに見えるでしょう…。しかし、こういったことが引き金となって、エスカレートしていくことで、最終的にはチューブ吐きにたどり着くこともあるのです。

カロリーコントロールのために「強行手段」を実施する!という場合には、男性のほうが意外と思い切ってチューブ嘔吐をしてしまうかもしれません( 「男性は強くあるべき」という価値観から)。

お医者さんにかかることはもちろん不可欠ですが、その場合には、アドニス・コンプレックス(容姿のかっこよさを極めて強く求めること)や醜形恐怖障害(これも容姿のかっこよさにとらわれてしまう疾患です)の疑いはないか、尋ねてみてください。

まとめ

チューブ吐きはあまりにも危険な習慣なので、即刻やめる必要があります。

まずはかかりつけ医に、今の自分の状況について、正直に伝えてみてください。

 

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