「ストレスが胃腸に悪い」という話を、あなたも一度は耳にしたことがあるはずです。
ですが、胃腸炎とストレスの関連性について、詳しくご存知ない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、それを詳しくお話しします。
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急性胃腸炎の原因は?
細菌性のものが一般的だとこれまでは言われてきました。ですが近年は、ストレスから来る胃腸炎がよく叫ばれています。過敏性腸症候群なども、ストレスからくるものとして、最近は耳にするようになりました。
じつを言うと、ストレスのせいで免疫が弱ったところに、細菌が侵入するということはありえる話です。
ストレスが病気に関わるという説は、昔からあります。
19世紀に既に、「細菌の強さではなく、人間の側(ストレスで弱った状態)に問題がある」という説が出ていました。
「ストレスに関わらず、細菌が強ければ人間は負ける」という説を持つ医学者が、亡くなる前に自説を撤回したとも言われます。
急性胃腸炎の原因は細菌が原因だと言われますが、その背後には、ストレスがあるのだと言えそうです。
医学には未知のことがまだまだ多いです。また、時代を経て病気の原因が解明されたり、治療法がアップデートされたりしていきます。ですが、19世紀の説なのにも関わらず、今でもなお説得力があります。
急性胃腸炎の症状
典型的な症状は、嘔吐、発熱、下痢、腹痛です。
急性胃腸炎は、普通の風邪が少し重くなったくらいと勘違いしてしまう人もいます。または、食中毒(急性胃腸炎としても扱われますが、ストレス性のものとは少し異なります。以下で説明します。)だと思う人もいます。いずれにしても、素人では区別がつきません。
おなかの不快感が特徴的な症状ですが、まさか急性胃腸炎だと思う人はいないでしょう。お医者さんの診察を受けて、はじめて重大な病気だとわかります。
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食中毒との関連は?
食中毒も急性胃腸炎のひとつです。ですが、食中毒はストレス性のものとは違って、無差別的で誰にでも起こりうるものです。
ストレスによって弱った体にウイルスが悪さをするのと、ウイルスが増殖してしまった食べ物をそうとは知らずに食べてしまう、という違いがあります。
発症までのメカニズムが少し違いますね。
ですがメカニズムは違えども、両方とも同じくらい危険です。
加熱した食材をなるべく食べる、食べ物の賞味期限を必ず守る、スポンジ、包丁やまな板の消毒を習慣にすることも忘れないでくださいね。
それから、一度開封した食べ物はすぐに食べ切りましょう(とっておくのはエコロジーかもしれませんが、細菌が増えてしまいます。病院にかかることを考えれば、食べきるほうが断然エコロジーです)。
ストレスを和らげる方法は?
ここからはストレスに焦点を当てます。
「ストレスを解放するのには趣味や休息がいい」とよく言われますが、ストレスを和らげるのには、ストレスに効く食材を摂るのが一番です。
体の内側からはたらきかける意味で、食べ物が最も効果的です(もちろん新鮮で、しかも評判のいいお店のものを購入してください。これが食中毒を防ぐベストな方法です。)。
例えばセロリとレタスを用いた温かいスープならば、飲みやすいですね。温かくて液状のものは、病気のときの療養食に適しているのですが、元気なときにももちろん摂るべきです。温かいので、おなかにも優しいですよ。
昔からセロリは、ヨーロッパの民間療法で、神経を穏やかにさせるのに使われています。少し苦味もありますが、ストレスに効果的な野菜です。
レタスにも、神経を穏やかにさせる効果があります。それからレタスのみならず、ほうれん草、かいわれ等、葉や茎を食用とする野菜には、安眠効果があります。また、葉野菜には大腸がんのリスクも減らすことが期待されています。
まとめ
ストレスを解放するには、体の内側から、栄養素の力で解放させるのが一番です。
ストレスのせいで免疫が弱くなると、知らず知らずに細菌を呼び込んでしまいます。ストレスの解放は大切な病気の予防法です。
特にストレスに効果的な野菜を、毎日の食生活に取り入れることで、急性胃腸炎を予防できれば何よりですね。
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