ノロウイルスにかかってしまうと、まるでこれまでの日常が嘘であったかのように、体は弱ってしまいます。
それだけウイルスの力は強力なのです。
この記事では、ノロウイルスにかかったときの典型的な症状である腹痛と下痢について詳しくお話します。
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目次
ノロウイルスではどんな症状がでるの?
腹痛と下痢だけで済むの?
下痢、嘔吐、腹痛、発熱が主な症状です。ノロウイルスにかかると、症状が単発で出るとはいえません。複合的に出るのが普通です。つまり、どの症状も出る場合があるといえます。
免疫力の強さも関係しているので、免疫力が比較的しっかりとした成人の場合には、症状が軽めのこともあります。ですが、免疫力の強さにかかわらず、つらい症状が出ると覚悟しておいたほうがいいです。
ウイルスが体に入ったときには、免疫力頼みではどうにもならない状況です。免疫力が強いからといって、過信はできません。
他にも、けいれんやふるえ、意識がもうろうとするといった症状も現れます。単に腹痛と下痢だけで済むとは言いにくいでしょう。
腹痛と下痢はいつまで続くの?
およそ数日でおさまる場合もあれば、1週間ほど続くこともあります。特に、免疫力が弱い赤ちゃんや高齢者の場合は、期間が長引きやすいです。
大切なことは、腹痛や下痢は、病気が良くなるためには不可欠な症状だと思うことです。こういった症状がつらいものであることはいうまでもありません。
ですが、症状がきちんと出尽くしてこそ、ウイルスを撃退できるのです。
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腹痛や下痢にはどう対処すべき?
下痢を止めてはいけないの?
症状はそのまま、出るに任せましょう。先ほどもお話した通り、これらの症状はウイルスを排出、解毒するためには不可欠な過程です。
症状がひどいからといって、抑えてはいけません。痛み止めや下痢止めなどを服用してはいけません。
ウイルスの解毒、排出のために、つらい状況をそのまま受け止めることが、完治への近道です。
お医者さんから処方されたお薬以外は服用しないようにしましょう。
つらい症状について、代替療法での考え方は?
西洋医学以外の医学効果についても、最近では科学的に実証されつつあります。西洋医学にはない考え方や体系を持つという意味で、大きな注目を集めています。
西洋医学を補完できるものとして、お医者さんの中でも太鼓判を押す人も多いです。
代替療法では主に、予防や生活スタイルの見直しに焦点を当てたものが多いです。また、つらい痛みや不快感についての向き合い方についても、しっかりと見解が出されています。
例えばホメオパシーという代替療法では、無理に痛みを抑えつけるべきではないと言われます。
もちろんあまりにも緊急を要する場合には、痛みやつらさを取り去るべきです。
ですが、解毒のために起こるつらさ、ウイルスを撃退するときのつらさ、となれば別です。
そういった痛みを決して、痛み止めや下痢止めで抑えてはいけないのです。
ホメオパシーも専門の治療家がいるので、詳しい医学の話については治療家に任せますが、この見解はどの治療家でも正しいと言うでしょう。
西洋医学ではどうしても、「痛みはとるべき」だと言いますが、何でも取ればいいというものではないのですね。
その意味で、ホメオパシーの考え方がとても役に立ちます。
それからこの考え方は、ホメオパシーに限らず他の代替療法でも一緒でしょう。西洋医学の医師であっても、同意する人は多いはずです。
代替療法を受けて、ノロウイルスを治すことはできるの?
正直なことを言うと、ウイルスの治療には即効性が必要ですから、代替療法だけを使うことは不向きです。よって、代替療法だけでノロウイルスを治せません。
西洋医学にウエイトを置きつつも、代替療法を少しだけ利用するのがベストです。
まず西洋医学の医師に、代替療法の力を借りるべきかどうかを相談するのがいいでしょう。特に、薬の飲み合わせなどで副作用がでないようにしないといけません。相談の上、どんな代替療法の力を借りるか、綿密に計画しましょう。
代替療法は、療養中の過ごし方についてアドバイスしてくれるものも多いです。代替療法のお薬(ハーブや漢方薬など)を処方していただかなくても、療養中の過ごし方や食事法についてだけ指導してもらうことも良いことです。
西洋医学の薬だけを使いつつも、療養生活については代替療法の考え方を借りるのがいいですね。
特に病み上がりは、完治をしていても体調を何かと崩しやすいものです。代替療法士からの指導はそんなときに効果を発揮します。
まとめ
ノロウイルスの症状は、決して腹痛と下痢だけではありません。
高熱、慢性的な不快感、けいれんなども同時に起こります。
およそ数日から1週間ほど、症状は続きますが、その人の免疫力や重症度にもよります。
それから無理に不快感を押さえつけない治療法が大切になりますよ。
決して痛み止めや下痢止めを使わないでくださいね。
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