ノロウイルスにかかったときには、一瞬自分の状況をよく飲み込めなくなるものです。
また、二次感染の心配が付きまといます。
診断された人の治療もしながら、二次感染を防ぐのは、容易ではありません。
シンプルな方法で実践しやすいものが何よりです。
この記事では実践しやすい二次感染対策についてお伝えします。
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目次
ノロウイルスと診断されたら、まずすべきことは?
一番最初にするべきことは、診断された人が安静にして過ごせる場所を確保することでしょう。
簡単なことのように思えますが、意外と難しいものです。
もちろん、一日中布団の中で過ごすわけですが、昼間は、家の中はどこも動線となっていて、布団が敷きっぱなしという状況に慣れていない人も多いでしょう。
家の中の動線を少し見直して、布団を敷く場所を考えなければならないのが、最初にすべきことです。
完治のためには薬や食事も大切ですが、身を置く環境もそれと同じくらい大切です。
人に接触しても良いのはいつから?
念のため、お医者さんから許可をいただいてからにするのが何よりです。
完治してから、家族以外の人と触れ合うのが一番無難です。
現代ではメールやSNSが発達していますから、直接顔を見なくても連絡を取ることが可能です。何も焦って直接対面しなければと思う必要はありません。
うつしてしまう心配を考えれば、完治後に会うのが相手のためでもあります。
「直接会うコミュニケーションが一番!」だと最近では言われるようになってきていますが、感染症にかかったときにはこの言葉は役に立ちません。
感染症にかかったときこそ、コンピューターの力、すなわちメールやSNSの力を存分に借りるときです。
直接誰かに会う、ということにこだわってはいけません。
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二次感染の予防対策3選!
こちらでは、ささいな心がけをするだけで実践できてしまう、二次感染の予防対策を集めました。
二次感染を防ぐ方法は、手洗いや消毒といった衛生に関わるものが一番イメージされます。ですがここでは、主に家族一人一人ができることにフォーカスしました。
《 治療中は家に人を呼ばないようにしましょう 》
家への来客は、どこの家庭でも日常的にあるものです。中には週に2〜3回は、自宅にお客さんが見えるという家庭もあります。
ですが治療中は、念のために来客を一時的にストップさせるべきです。これも重要な感染対策です。
近所トラブルの話…というわけではありませんが、「うつした!うつされた!」ということで後から厄介なことになるおそれもあります。
事情を説明して帰っていただきましょう。
《 看病する人は、基本的には患者さんとは別室で過ごしましょう 》
一番二次感染の確率が高いのは、看病をしている人です。患者さんと同じ部屋で過ごしすぎてしまうと、二次感染してしまうおそれがあります。
その意味で、看病をする人が別室で過ごす必要が出てきます。
また、看病中には心身ともにくたくたになり、一人になりたいときもあるものです。
看病する人が逆に倒れてしまってはいけませんし、倒れてしまうほどに疲れ切っているとき(免疫力が下がっている)が、二次感染の危険があります。
看病をする人にも気を配ることが大切ですよ。
《 他の家族は、患者さんとも、看病する人とも別室で過ごしましょう! 》
アパートに住んでいる場合には難しいですが、一戸建ての家にお住まいの方ならば、是非実践していただきたいことです。
治療中は言うなれば緊急事態、非常事態です。家族のメンバーの一人一人が、いつもとは違った行動を取らなければいけません。家族の中での役割分担も、一時的には見直す必要があります。
看病する人と他の家族は、別々の過ごし方をする必要も出てきます。
残酷なことのようですが、他の家族はいつも通りの日常をおくらなければいけません。看病する家族とそうでない家族は、部屋を分けて過ごすのが安全です。
同じ家に住んでいても、生活のパターンが全く異なります。他の家族は日常通りですが、看病をする家族は、患者さんの治療が中心となる生活です。
他の家族の二次感染を防ぐ対策は、看病や治療の体制を家族の中で整えることにもつながっています。
家族がいっしょではないのは寂しいもの?
ウイルスは誰であろうと構わず広がる可能性があります。それを考えれば、ほんの少しの間寂しい思いをするのは仕方がないことだと割り切りましょう。
決して家族ならばうつらない、ということはないのです。家族全員が共倒れになってしまうことを考えれば、緊急時は平常時とまったく別の考え方が必要になります。
家族全員が共倒れになってしまったら、それこそ生計を立てたり、日々の用事を済ませたりすることに支障が出てきます。寂しいという気持ちを、一時的に犠牲にしなければならないことを受け入れる必要があります。
まとめ
この記事では、家族の過ごし方という点にフォーカスして、二次感染を防ぐ方法をお話しました。
患者さんの完治を早めるためにも、患者さんが身を置く環境をきちんと整えてあげることが大切です。
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