食中毒のような防ぎようがない感染症にかかってしまうと、仕事を休むほかなく、業務に多大な支障が出てしまうものです。
この記事では、万が一ノロウイルスにかかってしまったときに、お仕事はどうすればいいのかについてお話します。
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目次
ノロウイルスに感染すると、出勤停止になるのは本当?
じつは、公的に「出勤停止にしなければならない!」という決まりがあるわけありません。ですが、決まりがあるかどうかに関わらず、実質的には出勤停止になります。
ノロウイルスは感染力が強いウイルスであるため他の人にうつしてしまう可能性があります。ですので、出勤を控えるのは必然的な運びです。
これはノロウイルスに限ったことではないのですが、感染症にかかったらまず、出勤は難しいです。あらかじめそう心得ておきましょう。
「お仕事に欠員を作るわけにはいけないし…」と思ってしまうかもしれません。ですが、感染症は命をも奪いかねない危険な病気です。
現在の医学は万能ではありません。おそらく未来には、どんな感染症にも効いて、どんなウイルスを撃退できる薬が生まれるかもしれません。ですがそれはまだ、SFの中の世界です。
今の現実では、なるべく早く休んできちんと治療を受けるほかなす術がないのです。
「安静にしていないせいで危篤状態になってしまった!」ということのほうが大問題です。従って必ず休まなければなりません。
ノロウイルスの出勤停止期間は?
じつは出勤停止期間も、公的にいつまですべきだと決まっているわけではないのです。従って、お医者さんからのOKが、出勤停止期間の「解除命令」となります。
完治までじっくりと、お医者さんと二人三脚する心構えでいましょう。お医者さんからの指示をきちんと守って、決して無理をしないようにしましょう。
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治療中は、会社とどう関わっていけばいいの?
治療中には当然のことながら、自分の持ち分をきちんとこなすことは不可能です。従って、誰かに必ず代わってもらう必要があります。
メールを通じて(メールを打つのもつらいでしょうが)、しばらくの間誰かに代わってほしいという旨をきちんと伝えてくださいね。
あまりにもシンプルな方法ですが、これが最も効果的です。普段通りの業務を滞りなくしていくためには、時には誰かに肩代わりしてもらうことが必要なのです。
会社や同僚には、回復の度合いについて、こまめに連絡をメールで入れてくださいね。会社や同僚は、あなたのことをすごく心配してくれているでしょうから、こまめな連絡を欠かさないようにしてください。
独居の方の場合には、家族が代わってメールの代筆したりできないので、なかなかこまめな連絡は難しいかもしれません。ですが、なるべくできる範囲で実行してみましょう。
社員寮に住んでいらっしゃる方の場合には、あまり心配はいりませんね。ですが、他の方にうつしてしまわないように、メールでやりとりをするのがいいですよ。
出勤するためには診断書は必要なの?
これについても、公的なルールがあるわけではないので、会社によるでしょう。診断書の作成には数千円が必要なので、必要と言われた場合のみに作っていただきましょう。
基本的には、多くの職場では、診断書の提出を義務付けているところが多いようです。診断書もとる必要があるのだと、あらかじめそう思っておいたほうがいいですね。
職場は感染症に対して、基本的に無知!?
医療・介護・理化学などの分野と関わっている職場の場合には、当然のことながら感染症への理解はあるので、その場合のフォローは問題ないでしょう。
問題なのは、そういった分野以外の職場です。社員の中に科学系の教養がある人ばかりいる職場とそうでない職場とではやはり、「感染症」と言ったときの受け止め方が違うものです。
中には感情論で、「うつるから来ないで!」のような、ばい菌扱いするような職場もあるものです。本来ならば、そういうときにこそ、冷静な考え方が求められるのですが…。
必ずしも感染症への理解があるとは限らないので、どのように説明をするか頭の中であらかじめ練っておかなければいけません。もちろんそういった職場の場合には、診断書がなければ理解してはいただけないでしょう。
悲しいことですが「感染症は命をおびやかすもの」という考え方を持っていない人も多くいるものです。「薬を飲みさえすれば、仕事をできるはずだ!」という誤った考え方を持つ人もいるのです。
もしもあなたが運悪く、そんな職場にいる場合には、転職することも視野に入れたほうが良いかもしれません。
感染症のみならず、日本は災害も頻発する国です。命の危険が全くないところに生きているわけではありません。
人命に対して理解が欠けている、俗にいう「平和ぼけ」してしまっている職場にいるならば、あなたは万が一のときに、余計厄介で不快な思いをしてしまうでしょう。
まとめ
ノロウイルスにかかったときの、出勤停止期間や診断書については、公的なルールがあるわけではありません。
出勤停止期間についてはお医者さんからの判断、診断書の有無については会社からの判断をいただいてください。
会社を休むことに後ろめたさを感じることなく、治療に専念したいものですね。
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