おたふく風邪にかからない為に受ける予防接種。
しかしながら、少なからず副作用も考えられます。
どのようなデメリットがあるのか?確認したうえで、摂取していただくとよいでしょう。
そのためにも、いくつかのポイントを確認しておきましょう。
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目次
おたふく風邪の予防接種、副作用(副反応)の症状とは?
予防接種の効果は信頼できるものですが、気になるのは副作用です。
おたふく風邪の予防接種の副作用(副反応)は比較的、少ないのですが、無いわけではありません。
例えば、アナフィラキシーというアレルギー反応の重篤な症状があります。ただ、早急に適切な治療を施せば心配する必要はありません。
また、無菌性髄膜炎が数千人に1人の割合で発症する可能性があります。しかし、予防接種を受けなくても10~20人に1人の割合で自然発症する可能性があります。発症率は極めて低いので問題にするほどではありません。
そのほかに、予防接種による難聴があるのですが、おたふく風邪の最も重い合併症の一つです。しかし、予防接種による発症は極めて少ないので、おたふく風邪に感染するリスクを考えると予防接種をしていたほうが良いでしょう。
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予防接種のメリットとデメリット
メリットとしては、おたふく風邪にかかりにくくなったり、かかった時の症状が軽くなります。そのためにも、おたふく風邪の予防接種は受けたほうが良いでしょう。
大人になってからの発症では男性であれば睾丸炎、女性であれば卵巣炎、治癒することがない難聴といった怖い合併症がありますので、手遅れになる前に予防接種をすることは非常に効果的です。
無菌性髄膜炎、ムンプス脳炎、ムンプス難聴、卵巣炎、睾丸炎という合併症を発症する可能性が極めて低くなります。
一方、デメリットは任意予防接種ですので、自費で摂取しなければならないということです。
効果を期待するには1回の接種よりも2回の接種がお勧めですので、料金も2倍かかるということです。
そして、副作用(副反応)としては、接種部分に若干の痛みが出ることがあります。日数がたてば、自然になくなります。
そのほかでは、約7日~14日後に発熱や耳下腺が腫れるということもあります。接種後約30分後にじんましん・呼吸困難・アナフィラキシー症状が出ることです。
接種後、すぐに帰宅するのではなく30分ほど滞在し、帰宅してからでも医師と連絡が取れるようにしましょう。
結局おたふく風邪の予防接種は受けたほうが良いの?それとも受けないほうが良いの?
おたふく風邪の予防接種は任意のものです。任意接種は必要ないと思われがちですが、おたふく風邪にかかった時の重症化を防いだり、合併症になりにくくするためには必要です。
欧米ではおたふく風邪に予防接種は2回接種が通常です。MMRワクチンを1回接種したら抗体陽性が73%ほどになり、2回接種だと86%まで抗体陽性が上がります。おたふく風邪に非常に有効だと考えられる値です。
その反面、副作用の心配も少なからずあるので、メリットデ・メリットを両方考え接種することをお勧めします。
1回の接種よりも2回の接種のほうが、効果は期待できますので、できれば2回受けたいところですが、自費接種ということで、経済環境も考え摂取するかどうか判断して下さい。
まとめ
おたふく風邪は重症化すれば怖い病気です。
予防のために、できれば予防接種を受けたほうが良いでしょう。
しかしながら、副作用も考えられますので、しっかりと把握したうえで、摂取するかどうかを判断しましょう。
6歳までに予防接種をしていなくて、大人になってから発症すると、重症化しやすいとされています。難聴なども、大人になってからの発症でなってしまうという例も少なからずありますので、予防接種をされていない方は、大人になってからでも予防接種を受けておいたほうが良いでしょう。
毒性を弱くしているワクチンを接種するので、子供の体調が優れないときや、病中病後の接種は避け、体調を考えて受ける事が望ましいでしょう。
自費による接種になりますが、できることなら2回接種をお勧めします。
外出時から帰宅した時に手洗いやうがいという基本的な予防方法も効果的ですので、しっかりと親が子供に教えてあげることも必要です。
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