心因性頻尿(神経性頻尿)は、なかなか知られていません。
お年寄りの方では多いと聞きますが、まだまだその知名度は低いです。
年齢にかかわらず、心因性頻尿についての知識を知っていることは大切です。
もしかすると、身近な方が心因性頻尿であるかもしれないと気付くことができるかもしれません。
この記事では、そんな知っているようでなかなか知らない心因性頻尿についての知識をお伝えします。
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心因性頻尿(神経性頻尿)とは?
「一日の排尿回数が毎日あまりにも多くて…」、そう感じる機会が多いならば、あなたは心因性頻尿の疑いがあるかもしれません。
心因性頻尿とは、泌尿器系の病気がないにも関わらず、一日の排尿回数があまりにも多い状態です。その場合には、心の状態が頻尿に関係していると言われます。
一日に10回以上の頻尿だと、その疑いがあると言われます。
誰もがかかる可能性がありますが、本当に泌尿器に問題がないかどうかは、きちんとお医者さんから診断を受けなければなりません。
心因性頻尿(神経性頻尿)の原因と特徴は?
おもに、不安な気持ち、動揺、心配が原因になっている…と言われます。
「不安なことがある度に、トイレが近くなる…」、それが心因性頻尿だと診断される際のポイントです。
このように、メンタルの部分に原因があると言われる点が、際立った特徴です。
とは言っても、心因性頻尿の原因は、ひとつに特定するのは難しいです。先ほども申し上げた通り、中には本当に泌尿器に問題がある場合もあります。
ですから、どこまでが心因性頻尿なのか、その線引きはとても難しいです。自己判断は禁物です。なので、まずは診察を受けなければ原因を突き止めることはできません。
泌尿器の専門医を紹介された場合には、迷わず検査を受けに行ってください。
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心因性頻尿(神経性頻尿)の改善方法は?
セルフケアの範囲では、自分に何か強いストレスがかかっていないか、振り返ることが大切です。
特に人間関係の問題は、かなり精神的な重圧だと感じられる方が多いです。ですから、心因性頻尿を改善させていくためには、人間関係をより良くメンテナンスしていく必要があるでしょう。
根本的な原因が、ストレスを強く感じる環境である場合がほとんどのはずです。変えられるのならば、環境を変えてみることで、心因性頻尿が改善されていくこともあります。
メンタルケアを行うことで、症状を制御していくことも可能です。ですから、心療内科のお医者さんの力を借りる必要もあるかもしれません。
どんな場合であっても、まずはかかりつけ医に相談してみてください。心療内科で一度診て頂く必要があるものなのかどうか、尋ねてみてください。
メンタルケアを自分で実践することもできます。ですが、専門家の指導を一度だけでも受けておくほうが良いかもしれません。安全に、なお且つ最短距離で効果をあげるために、とても有効でしょう。
心因性頻尿の治療法は?
心療内科では、お薬による治療を行っているところもあります。
ひと昔前には、何でもかんでも薬だけ出して解決させる…という方法が行われていました。
ですが今、このような方法はほとんど行われません。第一、薬ばかりに頼る治療は体に良くありません。
それから、薬以外で頼りになる治療法も多くあります。専門家と感情のコントロールについて学んだり、セラピーを受けるなどの治療です。
これのほうが、薬よりも安全に治療できる確率が高いと言えます。
メンタルクリニックでの治療で、むやみやたらにお薬に頼ることをすすめる先生と会った場合には、注意が必要です。その場合には、セカンドオピニオンを必ず受けるほうがいいです。
何人かの先生のご意見を伺いながら、どんな治療法にするのか決めるのが一番良いでしょう。一人の先生の意見だけを、鵜呑みにしないことが大切です。
無理のない治療計画を一緒に立ててくださる、良い先生に出会えるのを期待しましょう。
無理な治療計画で、かえってストレスを増やさないようにしたいものですね。
まとめ
心因性頻尿(神経性頻尿)を治していくためには、お医者さんの診察が欠かせません。
「そんなに重大な症状でははないし…」と見逃してしまいがちです。ですが、心因性ではなく本当に重大な病気が隠れていることもあります。
まずはお医者さんに、気軽に相談してみましょう。
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